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少し寒い雨の日の午後、「アーティスト」を観た

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時代の変化を受け入れられずプライドに捕らわれる男ジョージ、時代の波に乗って強く軽やかに生きる女ペピー。女は愛する男を助けたいと思い、男は助けられる自分を情けないと思う。

よくビジネス書などにプライドなんてくだらないと書いてある。たしかに変化に迎合できないプライドは仕事の役には立たないが、プライドのある男はかっこいい。でも、優しくてユーモアがあって、なにより本物のアーティストでなければプライドを持つ資格はない。謙虚にがんばって認められたゆえのプライドは美しく、抱きしめるに値する。しかしプライドだけで実のない男は痛々しい。それはプライドでなくエゴ。「僕って才能あるのに、誰も認めてくれない。世の中が間違っている」と、いらいらしている男性がたまにいるけれど、私はできるだけそういう男には近付かないようにしている。不快なだけで得るものがないから。

ジョージは世の中が間違っているなどと絶対に言わない。あくまでも謙虚でダンディー。でもときどき弱音をみせる。そこに卑屈さはない。あくまでもキュート。卑屈にならないかどうかのラインは難しい。誰にでもできるものではないと思う。男の価値ってそこで決まるのかもしれない。

女のプライドは男のそれとは若干異なる。しなやかに逞しく生き、愛する者を守る母性。古き良き男女の在り方。これを現代女性に求めるのは難しい。特に私には求めないで欲しいものである。

ところで、良き犬の在り方は時代に関係がない。ベンジーやラッシー同様、芸達者で、愛するご主人を助けてくれる最高のパートナー。喜びや悲しみを共に過ごし、危機から救出する知恵を持っている。こんな犬なら飼ってみたいわと犬嫌いにすら言わしめる。アギーはまさに良き犬のシンボル。いや、時代を振り返ってみても、ベストオブ良き犬。ダンディーな男性を探すより、アギーを捜すほうがよっぽど難しい。とはいえ、ペットというもの、結局のところ、それほど賢くなくても、自分のペットが一番かわいいのだから、アギーを探す必要はない。

では、良き映画とは? 観終わった後、幸せな気分に浸れるもの。今観た映像を反芻し、大切な友人とのその夜の食事をさらに美味しくするスパイスになるもの。映画「アーティスト」は最高の良き映画。

以上、映画「アーティスト」の感想でした。


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